スポンサーリンク

認知症のサインとは?

記憶が消える?
認知症は何らかの原因で脳の神経細胞が壊れて、記憶力や判断力が低下し日常生活に支障が出る状態だといいます。

認知症の種類としては、アルツハイマー型55%、血管性15%、レビー小体型15%、前頭側頭型5%、その他10%といわれています。

アルツハイマー型は、記憶を司る脳の海馬の周辺から萎縮が始まり、最初に物忘れが起こるのが特徴だといいます。

直近の記憶が抜けるようになり、それに対して取り繕ったりするので気づきにくいといいます。進行するにつれて脳全体が萎縮して認知機能全体が徐々に低下していくと考えられています。

記憶障害以外の症状
例えば夫が浮気をしていると思い込む嫉妬妄想、置き忘れや物忘れからくるものが盗られたと疑う、もの盗られ妄想などが挙げられます。

これらは認知症における行動・心理症状で、暴言や暴力をふるうようになったり、好きだったテレビ番組に興味がなくなったりする意欲が低下することもあるといいます。

このような些細な変化に気づくことが認知症の早期発見につながると考えられています。家族が気が付いた場合早めの受診が推奨されています。早めの対応が進行を遅らせるといいます。

認知症の前段階
健常と認知症の間のグレーゾーン状態を軽度認知障害(MCI)といわれています。厚生労働省の推計では軽度認知障害のある人は約400万人といわれています。

このMCIの50%は数年後に認知症になるといいます。他の50%はそのままの状態か正常に戻るといいます。

適切な治療を早期に行うことで、認知症の進行を遅らせることができるだけでなく、原因となる病気の種類によっては治療によって根治できる場合もあるといいます。

例えば、昨日の夕食5品食べたとします。その内1~3品を記憶していればMCIもしくは認知症の疑い。1品以下の場合は認知症の疑いがあると考えられています。

「今日は何を作りましょうか?」「ところで昨日はなにを食べましたか?」という自然な会話の中でテストするのが良いのではないでしょうか。

またかかりつけ医を持つことが推奨されています。MCIの段階での早めの対処が期待されます。