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大たい骨内側か骨壊死症とは?

なぜ骨が壊死する?
骨の中には小さな穴が沢山開いていて、そこには血管が通っているといいます。血管によって送られてくる栄養で、骨細胞は生きています。

しかし、大たい骨の端に位置する「内側か」か骨折を起こすと、軟骨に近い部分か離れ小島のようになるため、どこからも血液が送り込まれなくなり骨の細胞が壊死すると考えられています。

骨折の原因は、骨粗しょう症で骨がもろくなっているからだと考えられています。大たい骨内側か骨壊死症は、60歳以上の女性に多い病気といわれています。但し、男性でも骨粗しょう症の人は起こる可能性があるといいます。

大たい骨内側か骨壊死症の症状は、急なひざの激痛、ひざに腫れがあり脚がつけない、片側に起きるなどが挙げられます。急に走り出す、階段を降りるなどがきっかけになり骨折が起きるといいます。

X線では分からない?
初期にはX線検査では診断ができない場合があるといいます。体重がかけられないほどの痛みがある場合は、MRI検査が推定されています。

大たい骨内側か骨壊死症の治療は、安静、歩行時には杖を使用、足底板も有効、痛み止めの薬、骨粗しょう症の薬、運動(痛みが生じない軽い運動)などが挙げられます。

痛みが改善しない場合や、変形性膝関節症に進行した場合には手術を検討するといいます。

・人工ひざ関節 全置換術
・人工ひざ関節 単か置換術
・骨切り術
すねの骨を切り壊死した部分に負荷がかからないような角度で固定。

元の状態に限りなく近づける手術
・自家骨軟骨移植術
壊死した部分の軟骨と骨を切除し、そこに別の部分からとった円柱状の骨と軟骨を移植する手術。その骨と軟骨は、大きな力がかからない部分から採取するといいます。

術後4週間は松葉杖を使って荷重制限、術後2か月で通常歩行が可能といわれています。向いていないケースは、壊死した範囲が広い、骨粗しょう症、変形性ひざ関節症などが挙げられます。