スポンサーリンク

神経障害性とう痛とは?

それは帯状ほう疹の後遺症。50歳以上で約2割に人が痛みを残す、神経障害性とう痛とう後遺症が報告されている。

怖い後遺症
帯状ほう疹のピリピリとかチクチクした痛みとは違って、例えば夜中にトイレで起きた時などに急に激痛が走るという。

お腹に食い込むようにぐーっと痛くなる。激痛で毎晩眠れない。その痛さは2度と経験したくないという。

発疹が治まった後、あるいは発疹が治まる前にも強い痛みが出ることもあるといわれている。

痛みが残しやすい人
・60歳以上
・初期の痛みが強い
・発疹が重症

初期段階が重要
残念ながら傷ついた神経を治療する方法は確立されていない。鎮痛薬を飲み自然に治るのを待つ。

鎮痛薬の種類
・抗炎症薬
炎症を鎮め。

・抗てんかん薬
・抗うつ薬など
神経に作用

・神経ブロック注射
局所麻酔、神経の興奮を一時的にブロック

・オピオイド
(麻薬性鎮痛薬)
脳、脊髄、末梢神経に作用

※鎮痛薬は腎臓に負担をかけたり、眠気などの副作用が比較的強いので、注意しながら服用することが大事。

神経障害性とう痛は長く痛みが続く、長い人は5~10年にもなるという。

7割くらいの人は、鎮痛薬によって3か月~6か月で痛みが緩和される。

アロディニア(胃痛症)といって、軽い刺激を痛みと認識する人もいる → 神経ブロック注射

早めに痛みをとらないと痛みを記憶したり、頑固な慢性痛になる可能性もある。

早くから適切な痛みの治療を開始することが推奨されている。

痛みと上手に付き合う
体を温める、お風呂でリラックスする。痛い個所をカイロで温めるなど。

熱中できるものを持つ。意識を痛みからそらせるようなものがあると良い。

帯状ほう疹は痛みを残す病気であると理解しよう。不安があればワクチンをうつことを検討して頂きたい。