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夜間の頻尿で眠れない!?

寝ている間にどうしてもトイレに行きたくなることありませんか?これは夜間頻尿というそうで、悩んでいる人が約4500万人いるといわれています。

年齢とともにともに悪化し、慢性的な睡眠不足で日中の眠気・疲労感があらわれて日常生活に影響し、生活の質が低下してしまうといいます。

夜間頻尿なぜ起きる?
夜間多尿
通常腎臓は血液をろ過していらないものを尿として排出します。24時間絶え間なく行われています。しかし寝ている時は、視床下部から抗利尿ホルモンが腎臓に作用して尿の量を減らしているといいます。

ところが、年齢とともに抗利尿ホルモンが減少して、寝ている間も尿が多く作られると考えられています。その結果起きる回数が増えるといわれています。

膀胱が小さくなる
本来膀胱は、柔軟な筋肉で広がることで尿をたくさん溜めることができます。ところが加齢によって膀胱の筋肉がしなやかさを失って小さいまま広がらなくなり、溜められる尿が少なくなり頻尿になってしまうと考えられています。

また過活動膀胱といって、膀胱に少し尿が貯まっただけでも強い尿意を感じてしまう人が夜間頻尿になってしまうといわれています。

睡眠障害
特に睡眠時無呼吸症候群などは夜間頻尿と関連するといわれています。眠りが浅くなり、軽い尿でも排尿したくなる。何度も目覚めた状態になるため、抗利尿ホルモンが減り尿の量が増えるから頻尿になると考えられています。

あなたの現状はなに?
原因解明の秘策として、目盛り付きコップを使うと良いそうです。尿の量を測ることで原因が分かるといいます。1回ごとに尿を測り排尿日記をつけることが推奨されています。2~3日間記録すると良いとされています。

1日の尿量の合計は、起床後2回目の排尿から計算して下さい。そして夜間の尿量を計算して、1日の尿量に対してその割合をみていきます。

夜間の尿量が1日の尿量の33%以上は夜間多尿。1日の尿量が200ml以下で昼夜ともに頻尿の場合は、膀胱が小さくなるが原因と考えられます。夜間にだけ排尿回数が増えている場合は睡眠障害と考えられます。

自分に合った治療法
夜間多尿:適切な水分を摂取する。20~25x体重、例えば60kgの人は 20~25x60=1200~1500mlが食事以外で摂る水分量となります。アルコールやカフェインはなるべく控えるようにしましょう。

膀胱が小さくなる:治療の基本は薬物療法。抗コリン薬は膀胱の収縮を抑える。β3作動薬は膀胱の筋肉を緩めて尿を溜めやすくする。

睡眠障害:睡眠時無呼吸症候群の場合は、CPAP(シーパップ)というマスクをつけることでかなり効果が上がることが分かっています。