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賢いアブラのとり方とは?

アブラを摂り過ぎると脳梗塞や心筋梗塞、動脈硬化になっいきますので摂り過ぎは禁物と考えられます。しかしアブラは皮下脂肪としてエネルギーを蓄え、また寒さから体を守りあるいは臓器を保護する大事な役割を持っています。

厚生労働省の日本人の食事摂取基準(2015年版)によりますと、理想的な栄養バランスは、炭水化物は50~65%、たんぱく質は13~20%、脂質(アブラ)は20~30%といわれています。

アブラの種類
アブラの性質を決めるのが脂肪酸といいます。

常温で固体の脂(fat)は飽和脂肪酸で動物性のアブラに多く含まれています。摂り過ぎると血液中の悪玉コレステロールを増やすといいます。動脈硬化の原因になりやすアブラといわれています。摂取するアブラの3割以下が望ましいと考えられています。

常温で液体の油(oil)は不飽和脂肪酸で植物や魚に多く含まれています。飽和脂肪酸の摂取を抑えて不飽和脂肪酸に置き換えることが推奨されています。

不飽和脂肪酸を多く含むアブラ
オレイン酸(オリーブ、紅花など):悪玉コレステロールを下げる働きがあるといいます。酸化しにくい性質もあるといいます。揚げ物や炒め物に使用しても劣化しにくいと考えられています。

リノール酸(大豆、トウモロコシなど):オメガ6とも呼ばれる脂肪酸です。悪玉コレステロールを下げますが、善玉コレステロールも下げるので摂り過ぎに注意が必要です。

αーリノレン酸(えごま、亜麻仁など):オメガ3とも呼ばれる脂肪酸です。体内に入るとEPA、DHAに変わり中性脂肪を下げて血液をサラサラにするといわれています。動脈硬化を起こしにくいと考えられています。酸化しやすい特徴もあります。

※アブラ1g=9kcalありますので摂り過ぎると太ります。アブラを選ぶ際は自分の健康診断をみて、悪いところがあればそれを改善するようなアブラを選んで頂きたいです。

まとめ
昭和40年代くらいの日本食で魚、大豆、野菜が中心の平均的な家庭の食事が動脈硬化の予防、ひいては長生きにつながると考えられます。肉はアブラ身の少ないものであれば毎日食べてもいいそうです。