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口腔トレーニングとは?

歯を失った、かむ力が低下したなど、そんな些細なことが心身の機能の低下をまねき、要介護状態の引き金になるという。

オーラルフレイル(口のフレイル)では、要介護リスクを2.4倍、死亡リスクを2.1倍も高めるいわれている。

        かみにくい
        ↓     ↑
柔らかいものを食べる → 口の機能が落ちる
           ↓
食欲や栄養状態が低下
誤嚥性肺炎

要介護、死亡につながる。

新時代の口腔ケア
1989年の8020運動、80歳で20本の歯を残そうという運動。

達成する人、当初は1割未満。

2016年には半数を超える。

残った歯をどうケアしていくかが重要である。

歯科医師以外の専門家や住民をいかに巻き込んでいくかがポイント。

地域ぐるみのオーラルフレイル予防が始まっている。

香川県まんのう町琴南地区、半数以上が高齢者。

町が用意したバスで月1回買い物ツアーを行う。

買い物ツアーには、歯科医、歯科衛生士、管理栄養士が帯同する。

食べる力、飲み込む力の機能低下が高齢者の低栄養に関係している。

背景には交通手段を失って買い物に行けない。

知人に会えない、受診できないなど、社会的な問題が隠れている。

解決策として皆で楽しく買い物する、食べる楽しみを取り戻す。

地元のスーパーで必要なものを購入する。

昼食は皆で和気あいあいで弁当を食べる。

歯科衛生士が話を聞いてアドバイスをしている。

歯科診療所とつなげる場にもなっている。

楽しいまた来たいが継続の秘訣のようだ。

口腔トレーニング
究極の口腔トレーニングは「うがい」

ブクブクうがい
くちをしっかりつぼめる。
頬をしっかり膨らませる。

口の中の筋肉をフルに活動させ協調して動かしている。

ガラガラうがい
気管を開けて絶妙に息を整えている。
顔を無理に上げると首を痛めるので注意。

普段より長めにしっかり。

食事の後などに1日3回ほど。