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外耳炎を防ぐ!?

外耳炎とは?
鼓膜の手前までが外耳。外耳炎の症状としては、痒い、痛い、耳垂れなどが挙げられる。一番多い原因は、耳掃除のし過ぎといわれている。

他には爪などで外耳を傷つける、イヤホンの長時間使用など。外耳炎は健康な人は放置しても自然に治るが、免疫が低下した人は痒みや痛みが続いたり聴力の低下を起こすこともある。

異変のサイン?
外耳炎が悪化した場合、悪性外耳道炎(頭蓋低骨髄炎)を起こすことがある。症状としては、強い耳の痛み、悪臭がある膿がでる、聴力の低下、顔面や東部の神経麻痺などが挙げられる。

悪性外耳道炎にかかりやすい人は、糖尿病、抗がん剤や免疫抑制剤を使用している人。悪性外耳道炎の治療は、腐った骨の除去、抗菌薬の点滴や飲み薬など。

他の病気ケースもある。ウイルスが原因のハント症候群といって、外耳炎の症状があり2~3日で耳たぶに発疹、顔面神経麻痺や難聴めまいなどが起こる。

また外耳炎だと思っていたら外耳のがんということもある。耳の不調や違和感を感じたら近くの医療機関を受診することが推奨される。

正しい耳ケア
<外耳炎の診察>
耳鏡や内視鏡を使い耳の中の観察をする。

確認ポイント
・外耳道の腫れや傷
・耳垂れの有無

<外耳炎の治療>
吸引器などで耳垢や分泌物を除去
→ 経過観察 耳を触らない

炎症が強い場合
→ 抗菌薬の点耳薬
  ステロイドの塗り薬
    ↓
  抗菌薬の内服

治療期間は1~3日、長くても1か月位。但し、ステロイド薬の連続使用は1週間まで。耳にカビが生える(外耳道真菌症)可能性があるから。

カビが発生するのは、抗菌薬は全ての細菌をころし、ステロイド薬は免疫細胞を抑え込むため。以前処方された薬を自己判断で再使用しないことが重要。

正しい耳ケアとしては何もしないこと。耳垢は自然に排出されるようになっている。日本人は外国人に比べて乾いているので排出されやすいと考えられている。

外耳道に傷がある場合は、耳垢がうまく排出されないので、傷が治るまで耳鼻科で取り除いてもらう。

どうしても耳かきがしたい場合、耳の穴から1cm弱まで 耳垢だけを取る。

<耳かきで絶対ダメなこと>
・皮膚をゴシゴシする。
・1cm弱よりも奥に綿棒などを入れる。