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すい臓の病気に関する疑問?

慢性すい炎、すい臓がんになる恐れは?
初回の診断から2年以内は、隠れたすい臓がんが慢性すい炎と診断される危険があるといいます。2年以上は発症のリスクが12倍になるといわれています。

すい臓は血糖を調整するインスリンを作ります。糖尿病の突然の発症や数値の悪化は注意が必要だといいます。隠れたすい臓がんが疑われるといいます。

飲酒や喫煙などの生活習慣、家族性・遺伝性の病気などがすい臓がんを発症する危険因子だといわれています。

すい臓がんは遺伝する?
家族性すい臓がんの場合、親子兄弟に2人のすい臓がん発症者がいればリスクが6.4倍、3人以上ではリスクが32倍になるといいます。

このようなリスクをお持ちの方は、定期的に検査を受けることが推奨されています。

いくつも検査は必要?
すい臓の病気を見逃さないためには、まずは血液検査、腹部超音波検査が有効だと考えられています。

すい臓がんの検査は造影CTがあります。造影CTでがんの存在、進行の程度まで診断が可能だといいます。但し、造影剤アレルギーがある人は、MRI/MRCP、PETによる画像診断が推奨されています。

画像診断でがんの存在があれば、生検といって病変の一部をとって、顕微鏡などで詳しく調べる検査を行うといいます。EUS-FNA(超音波内視鏡下せん刺吸引検査)で比較的容易に病変をとることができるようになったといいます。

すい臓の手術は?
すい管にできるのう胞、すい管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)は3cmを超えたり、内に隆起性の病変が出現したり、すい管の太さが1cm以上の場合、初期のがんになっている可能性があるといわれています。

すい頭部のがんは、すい頭部と近くにある十二指腸・胆管・胆のうなどをまとめて切除し、残った臓器をつなぎ合わせる再建術を行うといいます。

すい体部・すい尾部のがんでは、その両方とひ臓などを切除しますが、臓器をつなぎ合わせる必要はないといいます。

またすい臓全体にがんが広がっている場合は、すい臓を全て取り除くことがあります。術後はインスリンによる血糖のコントロールが必要になるといいます。

再発防止のため手術の後に抗がん剤治療を行なうことが標準的な治療といわれています。また、抗がん剤を手術の後だけではなく、手術の前にも投与した再発率を下げ生存率を向上させているといいます。