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海のゴミにはお宝がある!?

海のゴミ問題は、景観の悪化や漁業被害など世界でも問題視されている環境問題。環日本環境協力センター調べによると、年間約19万トンのゴミが流れ着くという。

そこで、海岸のゴミ拾いをしながらその中から売れそうなものを売る。社会貢献しながら海のゴミの中に眠るお宝を探そう。

実際ネットでは椰子の実プランターが出展されていたり、プラスチックの破片を使ってアート作品をつくっている人もいる。

<検証1日目>
海のゴミで悩む千葉県南房総市と芸人がタッグを組んでスタート。一見するとキレイに見えるが、ゴミがたくさん漂着していているという。

ゴミのポイ捨てや置き忘れなどが川を通じて海に漂着している。ゴミの回収量は全国で年間約3.2万トン。ゴミの回収が追いついていない。

南房総地域は流木や海藻が多い。プラスチックゴミも増えているという。焼却には、10kg52円、100kg520円、+10kg157円の費用がかかる。

また砂や塩分などは焼却炉を損傷する恐れがあるので、なるべくキレイにして持ち込まなければならない。

大きいものだと30kg級の巨大タイヤが不法投棄されている。木や竹の山はボランティアの方達が集めたゴミである程度溜まると専門業者が処理を行う。

流木などは売れそう。コウイカの甲という骨は、漢方やカルシウム補給用の材料になるらしい。ウミガメの背甲の骨、シーグラスの骨、ハコフグのミイラなど含めて約70kgのゴミを拾った。

売る場合に気をつけることは、持ち主が特定できそうなものを売ると遺失物横領罪(1年以下の懲役または10万円以下の罰金もしくは科料に処される)に問われるかもしれない。

流木、骨類をネットに出展。

<検証2日目>
芸人はゴミ拾いをしながら、人間が身勝手にゴミを捨て自然を自然を汚していること憤りを感じる。他人事ではない。自分の家や庭だったらこんな風にゴミは捨てないだろう。そういうふうに思ってほしい。

そしてアートに使えそうなプラスチックゴミも拾っていく。プラスチックの破片は石鹸で洗浄。水気を拭き取り乾燥、アート制作の材料が完成。

海に落ちていたゴミ再利用して素敵なアート作品を作り出展する。
1.ウミニンジャ 300円
2.Re(魚) 2,900円
3.汚さないで 999円
4.素材として 300円

<検証最終日>
私達の知っている海水浴場は整備された後だということが分かった。かなり深刻。どう考えても人が捨てないと、そこにはないゴミばかり落ちている。

一人一人の意識を変えないと一生直ることのない問題だ。芸人は熱く語った。3日間拾ったゴミは市役所の方がゴミ処理センターに搬入した。

ゴミの量は130kg 料金は991円

アート作品11点 7/22時点でゼロ円

残念ながら売上金を南房総市に寄付することできなかった。実際は海のゴミを利用した、ウミガメ、ペンギンなどのアート作品が数千円から数万円で売れている。ググってみると分かるが作品は素晴らしい。

売れるかどうかは作品のクオリティーの良し悪しで決まるようだ。稼いだお金を海のゴミ処理に使うのは良いことだ。