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思春期を深堀!?

一般的に思春期は18歳までだったが、場合によっては30歳まで考える必要があるという。

思春期は人類の進化にとって大きな意味があり、私達日本人も思春期のお陰で誕生したのかも知れない。

思春期は広辞苑によると、第二次性徴が表れ生殖可能となる時期11歳から17歳の時期。

総合研究大学院大学 長谷川真理子学長によると、

人生の中で、ケアされる側-子供、ケアする側-大人、思春期はどちらでもない。

肉体的変化
思春期スパート

男子平均 11歳から30cm伸びる

女子平均 9.5歳から25cm伸びる

性成熟
女子初潮 12.4歳 脂肪量増加

男子精通 12~15歳 筋肉量増加

男性の生涯変化
1~10歳 脳の成長 男性ホルモン少ない。

10~17歳 体の成長 性成熟 男性ホルモン多い。

心の変化
理由もなくイライラする。

あえて危ないことをやりたがる。

京都大学 高田明教授によると、

南アフリカのサンという狩猟採集民族では、思春期の若者だけで狩りに行く風習がある。

大人は獲物がとれる実績のある場所に行くが、

思春期の若者は、獲物がとれるか分からない行ったとのない場所へ行く。

獲物がとれないで帰って来ることが多いが、偶然にもとれれば新しい狩場が増える。

但しそれには命の危険が伴う。

狩場では迷うと危険、直接死につながる。

行ったことのない猟場に行くのは、効率を求めているのではなく、面白さ、冒険心などからと考えられる。

思春期の無鉄砲さ
性ホルモンの影響している。

オスとメスは相手を見つけ求愛をしなければならない。

相手までの間に競争がある。

異性の獲得のために脳のアクセルを踏む。

東京大学 小池進介准教授によると、

一般的に思春期は18歳までと生理学などで決められていたが、

脳の研究成果から思春期は30歳までと考えられている。

ミエリン化
神経細胞が信号を送るスピードが早くなる。

脳の側坐核、扁桃体(無鉄砲、イライラ)と

大脳皮質(理性的な判断)の間にクッションのようにミエリン化が起こる神経線維ができる。

それは両方をつなぐ役割がある。

ミエリン化が終わると思春期は終わると考えられている。

人類の繁栄に影響
東京大学 海部陽介教授によると、

与那国島は台湾から見ると太陽が昇るところにあるので、特別な島と感じた可能性はある。

3万年以上前の祖先が台湾から100km先の与那国島へ船で渡ったと考えられている。

2016年の実験で、5人で40時間以上かけて実際辿り着いている。

船で渡った祖先の原動力は、思春期特有の好奇心だったのだろうか?

若さゆえ成し遂げたチャレンジだったのかもしれない…