心と体に何が起きる?
【心拍数・血圧の上昇】
ストレスを受けると交感神経が優位になり、心拍数や血圧が上昇するといいます。通常はこのような反応が起こると、これを抑えるために副交感神経が働いて心拍数や血圧は次第に下がっていくといいます。
しかし、災害による強いストレスが長期間続くと、交感神経の働きが高まったままになり、心臓に負担がかかると考えられています。
【不眠】
災害時にストレスが続くと、不眠や睡眠障害が起こりやすくなり、抑うつを助長するといいます。また、通常眠っている間交感神経は活動を休め、血圧は低くなるように調節されるのですが、眠れないと交感神経が活発なままになってしまうので、翌日の血圧まで高くなるといいます。
【首や肩のこり】
不安やストレスがあると筋肉や神経の緊張が高まり、血流が悪くなることで筋肉がこわばるといいます。すると痛みを引き起こす疲労物質が溜まり、首や肩のこりの原因になると考えられます。こうしたストレス反応は、被災すれば誰にでも起こる可能性があると考えられています。
呼吸と体ほぐしでリラックス
【呼吸法】
ストレスを受けると心拍数が増加し、呼吸浅くそして速くなるといいます。意識して深くゆっくりと呼吸することで、気持ちを落ち着かせリラックスすることができるといいます。いわゆる腹式呼吸です。
【筋弛緩法】
1.イスに座り、背すじを伸ばして、両腕を真っ直ぐ下ろします。両肩をぐーっと上に持ち上げて、5秒間保ちます。
2.一気に力を抜いて両肩を下ろします。
※慣れてきたら10秒力を入れて、20秒脱力。
【ストレッチ】
首のストレッチ
1.右手を、頭のてっぺんよりやや左側に添えます。
2.首の左側を伸ばすように、首をゆっくり右横に倒し、10秒間保ちます。この時、添えた右手に力を入れ過ぎて、首を痛めないように注意します。
3.反対側も同じ様に行います。
肩のストレッチ
1.右腕を前に伸ばす。
2.右腕の肘を曲げ
3.左手で下から左に引き寄せる。10秒間保持して解きます。
4.反対側も同じ様に行います。
【ウォーキング】
ストレスの軽減や質の良い睡眠には、ウォーキングが効果的だといいます。天気の良い日に五感を刺激しながら歩くと、大きなリラックス効果が期待できるといいます。
日頃から心がけたいこと
1日の生活リズムを整えることが大切だと考えられています。朝は太陽の光を浴びて体内時計を整え、日中は適度に体を動かし、夜はしっかりと睡眠をとるようにしましょう。
また、依存症につながりやすい習慣に注意が必要です。災害による不眠や不安に対処しようとすると、飲酒や喫煙に頼ってしまう傾向があるといいます。
依存症になるとかえって心身にダメージを与えてしまうので、飲み過ぎや煙草の吸い過ぎは要注意です。普段からリラックスしやすい体づくりを心がけましょう。


