体で何が起こっている?
関節リウマチは関節に炎症が起き、痛みや変形が生じる病気です。関節は滑膜という薄い膜に包まれていますが、この滑膜に慢性的な炎症が起こり、炎症が進行すると滑膜が異常に増殖し、関節の変形を引き起こすと考えられています。
重症の場合、早期から骨が破壊されて1~2年で関節が変形するといいます。原因は自分を守ってくれるはずの免疫が誤作動を起こし、自分の関節滑膜を攻撃してしまうからだといわれています。
1度変形すると元に戻らないといいます。症状のある場合は早く治療を行うようにしましょう。
正しく理解しよう
関節リウマチの患者数は国内に70万人以上といわれています。このうち関節リウマチを正しく理解している人は少ないといいます。
Q.変形するのは手足の関節?
A.手足の関節だけではなく、手の第二関節、手の指の付け根、手首、足の指の付け根など比較的小さい関節から、病気が進行するにつれて肩、ひじ、股関節、ひざ、足首など全身の関節に症状が現れるといいます。また変形は複数の関節に起こりやすいといいます。関節以外にも、血管、肺、胸膜、呼吸器などに炎症や障害が起きてくるといいます。
Q.高齢者に多い病気?
どの年代にも起こるが、30~50代での発症が多いことが分かっています。その内の約8割が女性だといいます。
Q.原因は主に体質?
関節リウマチの発症に関連する遺伝子が見つかっています。但し、その遺伝子を持っているからといって必ず発症する訳ではないといいます。喫煙、歯周病などの外からの要因が加わることで、関節リウマチを発症するのではないかと考えられています。
喫煙、歯周病などによって、本来は体内に存在しないシトルリン化ペプチドという物質がつくられ、それに免疫の仕組みが反応することがきっかけになり慢性的な炎症起こし関節リウマチになるのではないかと考えられています。
初期症状を見逃さない
次のような関節リウマチの初期症状がないかチェックしてみましょう。症状がある場合は詳しい検査をうけるために、かかりつけ医から専門医を紹介して貰いましょう。
・朝起きると、関節がこわばっている。
寝ている間に関節液が溜まり関節が動かしにくくなるからだといいます。起床後に関節を動かしているうちに、全身に拡散してこわばりが治まってくるといいます。
・痛む関節が腫れている。
・痛みのある関節を触ると熱っぽい。
関節の腫れや熱っぽさも炎症のサイン。また関節液が溜まり柔らかくブヨブヨとした感触になるといいます。
【関節リウマチの検査】
血液検査:炎症反応、抗体の値。
尿検査:腎障害の有無。
画像検査:関節リウマチの進行度が分かる。関節超音波検査は滑膜の炎症の状態まで確認できるといいます。


