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新潟ロシア村なぜ廃墟に?

新潟県阿賀野市にある新潟ロシア村はなぜ廃墟になってしまったのだろうか。

外観はまさにロシアの宮殿を思い起こさせるような異国情緒が溢れている感じがする。普段は厳重に警備されているそうだ。

廃墟が抱える問題の1つが、不法侵入する犯罪者。これは建造物侵入罪にあたり、3年以下の懲役または10万円以下の罰金になる。

ロシア調の装飾が施された教会のような空間が広がる。ステンドグラスは物を投げて割ったようなありさまだ。

ところどころ何者かに破壊された痕跡がある。これは器物損壊罪にあたり、3年以下の懲役または30万円以下の罰金もしくは科料にあたる。

廃墟ロシア村の調査
かつての痕跡をさがすと、重大なてがかりがあった。クレムリン・ダイヤモンド大秘宝展、かつてのイベントのパンフレットを発見。

1994年今から27年前に開かれたイベントだ。ロシア民謡アンサンブル「カチューシャ」新潟中央銀行とのタイアップ?

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別の建物には、古いビデオカメラなどが廃棄されている。個人が不法投棄した場合、廃棄物処理法違反になり、5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金または併科。

地下に進むと床が雨水で濡れていて、大きなコウモリが住みついていた。この建物は教会に併設するホテルのようだ。

水栓金具が軒並み盗まれていた。備品を盗み売り払う窃盗団が関わっている可能性が高い。ホテルはお風呂が多いのでお金になるので狙われやすい。

部屋全体にすすが見られ火災の痕もある。営業していた頃ではないようなので、放火されたのではないだろうか。

不動産の評価
新潟県阿賀野市、敷地面積 約4,000㎡ 査定価格マイナス3億8千万円。

火事が起きているので4億~5億レベルの解体費用がかかる。火事になった廃材は普通に捨てるより高いといわれている。

後日入手できた資料によると、廃墟となったスイートルームは豪華絢爛、贅沢な時間が流れていたはず。

1993年開園、運営に大きく関わったのが新潟中央銀行だが、1999年に経営破綻している。

ロシア村は資金繰りが悪化、業績も落ち始めたが経営は続いてその後2004年に閉園となった。

引き払い処理が行われなかったようで、敷地内に備品が放置されたまま、更に2009年の不審火により大規模火災が発生し廃墟と化してしまった。