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土なくしては生きていけない!?

土とは、砂と粘土と腐った動植物が混ざったものです。しかも私たちの食糧の95%は土が育んでいるといわれています。

月や火星のように生き物がいないところには腐植がないので土がないといいます。土は地球の特産物と考えられています。地球には大きく分けて12種類の土があるといいます。

主な土の特徴
チェルノーゼム:肥沃な「土の皇帝」東ヨーロッパや北米などに分布。私たちが食べる多くの小麦を育んでいるといわれています。

泥炭土:カナダや北欧などの湿地帯に分布、世界の陸地面積の1%を占めているといわれています。数千万年後には、石炭になり電気のもとになるといいます。

オキシソル:ブラジルや中央アフリカに分布、極度に風化し鉄のが残ったため赤い。その化石がスマホのボディに使用されているといいます。

泥だんご
砂漠のような雨が少なく植物が少ないと、植物が岩を風化して砂と粘土に変える力が弱いといいます。日本のような温暖湿潤な環境では、植物も元気で砂や粘土もできやすいと考えられています。

泥だんごが作れない土は、粘土が少なく腐植も少ないからだといいます。作物が育たないやせた土地と考えられています。永久凍土(シベリア・アラスカ)、ポトゾル(北欧・カナダ)、泥炭土(各国の湿地帯)、砂漠土(北アフリカ・中東など)、未熟土(各国砂丘・山岳地帯など)が挙げられます。

泥だんごを作った記憶は当たり前のようでいて実は当たり前ではないのかもしれません。日本には粘土質で褐色な若手土壌と黒ボク土と呼ばれる肥沃な土が多く分布しています。粘土や腐植の割合によって私たちが当り前だと思っている土が変わると考えられています。

連作障害
例えばにんじんを栽培する場合、毎年同じ場所に植えると、攻撃的な微生物が増えた状態で、同じ作物を植えると病害になりやすくなるといわれています。

土を耕す生き物が土壌改良してくれるようです。ミミズは落ち葉などの有機物と土を食べ腸内で混合、消化しきれなかったものを排出するといいます。ふんにして土を混ぜ込み通気性と排水性のいい土に変えるといいます。1年で1haあたり20~40トンの土を耕すといわれています。

オグロプレーリードッグは草原地帯に巣穴を作ります。10年ほどかけて1.5メートルの深さまで掘りあげるといいます。上下の土を混ぜ込まれることで深くまで腐植のある肥沃な土になるといいます。