スポンサーリンク

変形性肩関節症とは?

変形性肩関節症は、加齢や肩の使い過ぎ、肩の外傷などが原因で骨が直接ぶつかって激しい痛みを生じたり、骨が変形することもある怖い病気だといわれています。

間接に何が起こる?
正常な肩関節は、肩甲骨と上腕骨の骨・軟骨がキレイに適合しているといいます。軟骨がすり減ってしまうと骨同士が直接こすれ合うことになり、骨の変形と強い痛みを引き起こすといわれています。。

変形性肩関節症かどうかはエックス線検査で調べるといいます。変形性肩関節症の場合は、軟骨が減っているため隙間がほとんどなく、上腕骨の骨頭が丸くなく変形している場合があるといいます。

偽痛風というピロリン酸カルシウムが関節の周辺に沈着して起こる場合もあるそうです。ピロリン酸カルシウム結晶を溶かす手段がないのですが、内視鏡を使って取り除くことが可能のようです。

薬と運動療法
薬物療法
非ステロイド性抗炎症薬などを用いるといいます。内服薬や外用剤として処方されるようです。痛みが強い場合は、関節内の炎症を抑えるために、ステロイド薬や関節のヒアルロン酸を関節内に注射することもあるといいます。

運動療法
痛みで緊張した筋肉をほぐす、肩がうごく範囲を広げるのが目的で行うといいます。薬物療法や運動療法などで普通に生活できるようになる人もいるといいます。

ただ軟骨は元の状態には戻らないので、徐々に生活に支障が出てくることもあるといいます。また、薬物療法や運動療法などの保存療法を行っても効果が見られない場合は、手術を検討するようになるといいます。

進歩する手術
人工骨頭置換術
上腕骨の変形は進んでいて、肩甲骨の変形がほとんどない人に行われるといいます。上腕部の骨頭だけを人工の骨頭に置き換えます。

人工肩関節全置換術
肩甲骨もかなり変形している人に行われるといいます。上腕骨の骨頭と肩甲骨の受け皿を人工肩関節に交換する手術になります。

リバース型人工肩(原則として70歳以上)
従来の人工肩関節と比べて骨頭と受け皿が逆さまになっているといいます。従来の人工関節に比べ、上腕骨が下の位置になって三角筋が伸ばされ、更に骨頭の中心が内側にくることで、より三角筋が効果的に働くといいます。

腱板がなくても三角筋だけで腕を上げられるといいます。修復できない腱板断裂を伴うような変形性肩関節症でも、人工関節を使うことができるようになったと考えられています。但し、手術できる医療機関は限られているので主治医にご相談下さい。

関節鏡下手術
肩の関節内に内視鏡と手術器具を挿入して、関節内の炎症を起こしている組織や骨・軟骨のかけらを取り除くといいます。痛みを軽減するための手術で、変形が軽い患者さんに対して行われるといいます。