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生き残れるのはどんなやつ?

戦略
アメリカの東部、中西部、南部に生息するマジシカダというセミは体長は3cmほどで、不思議な生き残り方をしているといいます。ギャーと泣いていて、何万匹、何十万匹と出てくるといいます。

マジシカダは1本の木に大量発生するといわれています。シカゴではエビのように炒めたりして食べるそうです。マジシカダは17年に1度だけ大発生するといわれています。

300万年前の氷河期にあるセミだけが残って他の生物は絶滅したといわれています。氷河期で数が少なくなったら、1匹でオスが出てきてもメスが出てきてもだめです。同じ年に現れるサイクルに変えたセミがいたときそれが全部広がったと考えられています。

そうすると周期が進化しそれが固定されると考えられています。このセミだけは栄養をいくらやっても17年かかるということです。生き残りの戦略としてこの周期が重要であるといわれています。

素数ゼミ
日本のセミは地上に現れるまで約6~8年かかるそうです。マジシカダは約12~18年かかるそうですが、生き残ったのは13年と17年だけといいますから不思議ですね。最終的に残ったのが北で17年、南で13年だといいます。

地上に現れる周期を計算していくと17年という素数は、他のセミと204年間一緒に出現しないので交雑が起こらないので生き残ってきたと考えられています。素数周期という最もユニークな特徴なので素数ゼミと呼ばれているといいます。

素数とは1とその数でしか割ることができない数です。13や17は素数です。マジシカダが生き残れたのはこの素数が関係していると考えられています。世界中でマジシカダだけなのだそうです。あのダーウィンすら解けなかった謎です。

周期を持つ生物
セミの他には、メイビートル(甲虫目)というカナブンの一種で体長1~2cmでヨーロッパに分布、3~5年周期。コダチスズムシソウ(ラン科)は2mまで育ち沖縄本島に分布、6年周期。

竹・笹類、モウソウチクや真竹などが挙げられます。開花に約60~120年の周期性があるといいます。キシャヤスデ(オビヤスデ目)は体長3.5cm、中部地方に分布、大量発生し汽車を止めたことが名前の由来、7~8年周期。

諦めない
生き残りを考えた時に、好きなことことを続けることが大事だと思われます。一流の○○としてやっていける人が、自分の身の丈を一生懸命考え過ぎてしまうのかもしれません。だから途中で止めてしまうのではないでしょうか。

また他人を気にしないことも大切。自分らしく生きられるとしたら、それも成功の1つ。自由には孤独がつきまとうが「ひとりぼっち」を恐れない。誰にも縛られずに生き残る。