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緊張型頭痛は予防できる!?

緊張型頭痛は長時間同じ姿勢を続けたり、姿勢が悪かったりすると起こりやすいといわれています。約2,000万人がこの頭痛で悩んでいると推計されています。

最近ではスマホやパソコンを長時間使う人が増えていますので、緊張型頭痛に悩む人が増えているのではないでしょうか。頭を締めつけるような頭痛がダラダラと続くのが特徴といわれています。

原因は筋肉の緊張
こめかみあたりを覆う側頭筋や首の後ろにある後頸筋群は1日中重い頭を支えています。首から肩や背中まで広く覆う僧帽筋が、肩甲骨支えることで腕を自由に動かすことができるといいます。

同じ姿勢を続けたり姿勢が悪かったりすると、側頭筋、後頸筋群、僧帽筋が緊張して筋肉の張りや凝り、それらから痛み物質が出てそれが神経を刺激してその結果、頭を締め付けるような緊張型頭痛が起こると考えられています。

緊張型頭痛と片頭痛が合併していることが多いので、その日の症状に合わせて区別して対応することが大事だといいます。緊張型頭痛になりやすい人は、長時間同じ姿勢のデスクワークや運転手など、猫背などの姿勢が悪い人、運動不足の人、精神的なストレスを持っている人と考えられています。

生活改善としては、正しい姿勢を意識する。こまめに休息をとる。自分に合った枕を使う。入浴やシャワーで首や肩を温めることなどがあります。

頭痛体操で予防
運動することで脳や神経がリラックスして頭痛予防につながるといわれています。首や肩に強い痛みがある人は行わないで下さい。また、体操して頭痛が悪化する場合は中止して下さい。

後頸筋群を緩める腕振り体操:ひじを軽く曲げ両腕を胸の前で水平にします。顔を正面に向けたまま腕を左右に体幹を回転させるようして振ります。1分間を1セットとして1日5~6セットが目安になります。

僧帽筋を緩める肩回し体操:ひじを軽く曲げ手を鎖骨まで上げます。両肩を後ろ前に回す。前から後ろに回す。10回を1セットとして1日5~6セットが目安になります。

背中・脇などの筋肉緩める上半身を伸ばす体操:背もたれのある安定したイスを平らで滑らない場所に置いて行います。両手を組んだ状態で頭の上に伸ばす。そして上半身を後ろにゆっくり反らす。それから右側にゆっくり傾ける。左側にゆっくり傾ける。後ろ・左右10回1セットとして1日5~6セットが目安になります。

薬で予防
市販されている鎮痛薬は、アスピリン、アセトアミノフェン、イブプロフェンなどの非ステロイド系抗炎症薬になります。但し、薬を使いすぎると薬が効かずかえって頭痛が起きるようになるといいます。月に10日以上、3か月以上使っている場合は要注意だといいます。

薬の使いすぎによる頭痛が起きたら、原因となっている薬を中止して別の薬のを使う、または頭痛の予防薬を使うなどの対処が必要です。予防薬での使いすぎによる頭痛は起きないといわれています。鎮痛薬を使う頻度を少なくすることが重要であると考えられます。

予防薬には筋弛緩薬、抗うつ薬、抗不安薬などで、緊張を和らげたり過敏になっている脳を穏やかにすることができるといいます。