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耳鳴りの原因とは?

キーンといった耳鳴りは、自分にしか聞こえないといいます。なんと日本人の10~15%が耳鳴りを感じているといいますから驚きます。

しかしながら、近年検査技術の進歩とともに耳や脳の研究が進み治療の選択肢が増えてきたといわれています。

耳鳴りは脳から?
耳鳴りの原因には難聴があり、脳が音を補おうとして興奮して本来ない音を作り出してしまうと考えられています。

耳は大きな音の中でも違う音を聞き分けることや、小さな音でも注意して聞き取ることができるといいます。耳鳴り患者の9割に難聴があるといわれています。

多くの場合加齢性難聴で、蝸牛の内側にある有毛細胞(感覚毛)が壊れて減ってしまうといいます。騒音や生活習慣病で進行するといいます。

また耳鳴り、難聴、めまいは同時か前後して起こることが多いといわれています。めまいは三半規管(平衡感覚)が原因で起こりますが、蝸牛とも繋がっているのでお互いが影響を及ぼしあうと考えられています。

病気が原因の耳鳴り
中耳炎
中耳に細菌やウイルスが入り炎症を起こすといいます。炎症が慢性的になると鼓膜に穴があき聞こえずらくなるため耳鳴りになりやすいといいます。子供から高齢者まで。

メニエール病
メニエール病は、内耳にある三半規管と蝸牛を満たす内リンパ液が増えすぎることが関係していると考えられています。多くの人は難聴、耳鳴りを伴いといいます。

突発性難聴
年齢にかかわらず、明らかな原因もないのにある日突然聞こえなくなる病気だといいます。蝸牛の内側にある有毛細胞が壊れていくといいます。進行すると難聴なってしまうので2週間以内の治療が必要だと考えられています。

耳鳴りの検査とは?
問診
耳鳴りがいつ、どんな時、どこで、どうやって起きたかを問診で調べるといいます。THIという質問票を使って、耳鳴りの日常生活に与える苦痛度を捉えるといいます。100点満点で56点以上が重症とみなされるといいます。

耳の診察:鼓膜をみて穴があいていないか、耳垢がないかどうかなどを確認するといいます。

聴力の検査:健康診断で行われる検査と同様のものです。

ピッチマッチ検査
高い音が聞こえにくい場合は加齢による難聴で起きる耳鳴りだと考えられます。低い音が聞こえにくい場合はメニエール病が疑われるといいます。

ラウドネスバランス検査
耳鳴りの音の大きさを調べる検査になります。これによって補聴器などの治療に役立てることができるといいます。

MRI・CTなどの画像検査
脳の血管の異常が耳鳴りとして聞こえることがある拍動性耳鳴り、動脈瘤が蝸牛の近くにあると拍動性耳鳴りになることがあるので画像検査を行うといいます。