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健康の秘訣が舌とは?

歯があれば食べられるは勘違い
食べ物を口に入れると舌は、甘い、しょっぱいなどの味覚、固い、柔らかい、熱い、冷たいなどの状態を把握し、しっかりと噛まないといけないものがある時には舌が食べ物を迎えに行って奥歯の上にのせます。

そこで舌や唇、顎などを巧みに使い上下の奥歯で噛みます。充分に噛み砕けたら食べ物を舌の上に1つにまとめて、舌を使って喉に送り込みます。この時喉頭蓋という弁が気道を塞ぎ、食道が開いて食べ物が食道へ送り込まれます。

このように舌のパワーと巧みな動きが重要なのですが、年齢とともに衰えるの実情です。食べ物を飲み込む瞬間は0.5~0.8秒なので、舌が衰えると食べ物が気管に入り、誤えん性肺炎や窒息の可能性が高くなると考えられています。

舌と口の点検
□誤えんする、むせる
□最近食べるのが遅くなった
□話が聞き取りづらいと言われるようになった
□舌や頬を噛む
□食べこぼす
□ブクブクうがいをすると食べかすがよく出る
□舌が汚れる

誤えんやむせる頻度がふえたら要注意です。このような口の衰えをオーラルフレイルといいます。オーラルフレイルの調査によると、4年後の死亡リスク 2.09倍、要介護リスク 2.35倍と報告されています。

8020運動「80歳になっても20本以上の自分の歯を保とう」という運動で、食生活がほぼ満足にすることができるといわれています。

一方で歯がっても噛めない人が増加しているのも事実、舌の動きも重要であると考えられています。

歯科医院でも航空機能低下の検査ができるといいます。セルフチェックで1つでも該当したら検査を受けることが推奨されています。

舌を鍛える筋トレ
<舌ぐるぐる体操>
口を閉じて唇や頬を下で押しながら回す。右に3回、左に3回を1セットとして、1日に3~5セット。口が疲れるので食事前は避けましょう。

<舌の巧みさを鍛える>
舌先を左右の口角につける。正確にリズミカルに行う。1往復を1回として10回程度行いましょう。1日に3~5セットが目安。

<早口言葉>
早口言葉を5回繰り返す。