2022年5月に1Kの部屋で1人の男性の遺体が発見された。
特殊清掃員達が部屋の片づけに取りかかる。
遺体は亡くなってから1か月後、布団の上で発見された。
孤独死だった。まだ43歳だったという。
孤独死現場の特徴は、時間が止まったような状態になる。
ダンベルやトレーニングチェアなどがあり、体を鍛えていたようだ。
本人もこの若さで突然死するとは思っていなかったに違いない。
大手メーカーの系列会社に勤めていた男性、2年前からこの部屋に住んでいた。
エレキギターが残されており、音楽をたしなんでいたことがうかがえる。
勤め先の同僚が訪ねてくることもなく発見が遅れた。
単身世帯が増える中、働き盛りの若い世代が孤独死するケースは決して少なくないという。
孤独死は高齢者に起きることだと一昔前はいわれていた。
若い人で増えているのが怖い。
ある調査によると、50代以下の割合は4割にのぼるという。
日本ならではの事情
自宅で何日経っても見つからないということは、アメリカではめったにない。
それを指す英単語もない。
孤独死で多いのは、フリーランスの人、離婚してパートナーがいない人、特に男性。
女性はコミュニティーを作るのが上手い。
若い人が孤独死を怖れる
ペットや周りに住んでいる人に迷惑をかける。
人間関係が薄い。人間関係は精神的に負担。
しかし早期発見されないのが怖い。
体が腐敗してしまって建物が傷む可能性もある。
Sirabeeによると、20~30代では人付き合いが面倒が59.6%と高い。
ネットでの孤独死対策サービス「見守りサービス」などがある。
基本サービス利用料無料。
利用者の7割が50代以下の若い世代。
20代の女性
1人は楽しいけど、死んだらどうなるのか、死んでも大丈夫という安心感がある。
30代の女性
いつ亡くなってもいいように終活を始めていて不要なものは置かない。
その一環としてこのサービスを利用している。
パートーナー選び
居心地の良い距離感が保てる人。
親しみのある他人。
干渉はしないけど関心がある。
独自の助け合いがある。